第一部完!

 ということで一度まとめます。とはいえ、書き始めたのは2011年12月ですから、もう覚えていることも少ないです。

 とりあえずデータ掘り起こしたり一話ずつ読み返してコメントつけていく形で。

 

御伽の国時代

 最初期です。

 光に溢れた夜の世界を歩く罪人の少年を思いついたのがきっかけでした。プロトタイプ版は完全に別物。

 このころはブルーバード(ネスという名前でした。しかも青鷺ではなく黄色いハト)、グラッド、カンナ(こちらは植物学者という名前で呼ばれていました)、アンダーソンくらいしかキャラがおらず、ストーリーもブルーバードの一人称で進んでいました。図書館の街を目指して旅をする、という設定。

 ここから発展して虚空の旅人となったのですが、彼らの前世にあたる人物の設定はほとんど変わってないのが面白いところ。

 知の悪魔、嘘吐き無邪気、有象無象の三本はこの頃書いたものに文章を少し足したものです。

 

改稿、虚空の旅人へ

 改稿とタイトル変更の理由は、正直覚えていません。確か一度普通の改稿作業をし、物足りなくなって一から設定を組み直したと思います。異邦人というカテゴリの登場はここから。

 プロットによると、最初は筆記役はカンナだったみたいです。

 

発見者による前文

 手記形式に変更した際付け足したもの。この時点でポーは女性と決めていました。

 実は設定にゆとりが出るようぼやーっと書いてあります。

 

知の悪魔

 プロトタイプを除けば、最も最初に書いた話。プロトタイプの影響を最も受けた話でもあります。「知の悪魔が意外に親切であるというのは、世の中の常識だ。」これ以上の書き出しは未だに書けていません。

 ここで上げてる知の悪魔の名前は頭文字バ行で縛ってました。ビオレッタ以外はモブのつもりでした。

 

嘘吐き無邪気

 嘘吐き無邪気って正直一番扱いに困る連中なんですよね。個人を設定できないからキャラづけできない。唯一プロトタイプに登場するからなるべく使いたいんですけどね。

 

有象無象

 大地が流動するってどこから拾ってきたんだろう、と思わざるを得ない。

 モデルはゆめにっきのバラック集落住人。痛覚がないのにブルーバードに痛い痛いと悲鳴を上げさせる、というポカミスをしてました。

 

異邦人・流浪の民

 異邦人というカテゴリがあるのだから、と書いた一本。微妙にダイジェストっぽい。

 うまく書けなくて難航した覚えがあります。

 

エドガーと力の悪魔

 思ったより出番のあるエドガーの登場回。

 力の悪魔と、この世界における「自死」の話。

 エドガーはゲスト扱いのつもりだったんですけどね。

 そういえばブルーバードという名前もここで決めたんです確か。

 

間章1

 手記という過去に対する現在の話。

 この辺から迷走してます。

 カイドウは漢字に直すと海棠。名前は都季子でブルーバードと対比させてました。ほぼ確実に本編で触れないのでここで。

 

力の悪魔とグラッド、カンナ

 超迷走回。とはいえノリが変なだけでそれなりに重要な回。

 この時は戦闘書きたい病が重篤なものになってたんです。

 あと最初期メンバーを揃って出したかった覚えが。

 

アンジー

 ノリが一気に戻ってる回。あとブルーバードの女性事情。

 前回のブルーバードがいい人過ぎたたので反動出てます。アンジーが何に対して感謝してるか理解した上でこういう態度取ってるんですよね。こういう奴です。

 

有象無象と嘘吐き無邪気

 出番の少ない彼らを中心に据えた話が欲しい、と書いたもの。メインは嘘吐き無邪気の異常性。

 初期に近い雰囲気ながら、なんか弱い。

 書き直すにも、オチを変えるべきか。

 

間章2

 この話を書いた後、更新が一年以上ストップしました。仕事で瀕死だったのもありますが、当時想定していたエンディングが気に入らなくなったせいでもあります。

 エドガーの登場と、現在の外見事情など。いやー何者なんでしょうねえ、エドガー。

 再開にあたり紙魚の下りをカット、代わりにハルシオンを登場させました。いやー何者なんでしょうねえ、ハルシオン。

 

ブロウエンとカンナ

 再開第一話。ブルーバードの口が悪い回。

 元々ほぼ書き上がってたものなのでサクサクと。

 元々モブだったブロウエンとベンが登場して、世の中って何が起こるか分かりませんね。

 

ベンとビオレッタ、あるいは名無しとヴィオラ=ロングフェロー

 フリーワンライに提出しようとした作品。番外編ということでベンの一人称。

 本編に関わらない範囲のものと既出の情報で構成してます。

 このくらいの穏やかな関係が好きです。

 

グラッド

 御伽の国時代に書いてたせいか、とうの昔に載せたと思ってたグラッドの話。ブルーバードの口が悪い回その二。ほぼ書き下ろしました。

 グラッドの話なのにエドガーがだいたい持っていきやがった。

 

グラッドによる「青い鳥」

 説明回。

 次話のイントロダクションでした。

 メーテルリンクの作品の著作権は調べた限り切れているみたいだったのと、自分で書いたあらすじということで大丈夫じゃないかなあと。たぶん。

 「青い鳥」は原作を読んでほしい作品。思い出の国の、初っ端なのに「キリスト教ということを加味すれば理解できるけど、うわっなんか気持ち悪い!」なあの感じ。好きです。

 

ブルーバード、そして拠点ベイズンにて

 実は、前半部分は手記形式にした頃に書き上がってました。

 特に言うことはありません。

 後半もまた、ハルシオンを登場させると決めた時に書きました。

 シリアスかましてる二人の横で、カイドウさん二十徹の成果をベタベタにされて激おこぷんぷん丸。

 

アンダーソン

 手記の締めくくりに第一回。

 御伽の国だったころから、この物語はブルーバードと彼女のためのものでした。

 

廃墟サウスポールエイトケンにて 始まりと終わり

 インタールード。

 この話と一緒に、前文に拠点でのシーンを足しました。

 役者は未だ出揃わず。

 

 第二部は廃墟探索と事件記録を織り交ぜていく形式になります。手記の穏やかな雰囲気はなくなるのではないかと。

 問題は居残り組。どう書いてもギャグにしかならないんです。主にカイドウさんのせいで。